インターネットの趣味が増え、人との出会いが少なくなっている昨今。結婚相手となるパートナーが見つからず、婚活を始めている人もいるのではないでしょうか。最近では、SNSなどで婚活相手に年収500万以上を求めている女性が「夢見すぎ」と言われているのを目にします。果たして本当に「夢見すぎ」なのでしょうか?
婚活相手に年収500万は夢見すぎ?
日本の平均年収は460万円と言われています。そんな中、婚活相手に「年収500万以上」を求めるのは「夢見すぎ」と言われてもおかしくないでしょう。なぜ500万円以上の年収を希望するのでしょうか?
なぜ年収500万円を欲しい女性が多いのか?
婚活相手に年収500万円を求めている理由を紹介します。
余裕のある暮らしを求めているから
年収が500万円以上を求めている多くの人は、結婚後の余裕ある暮らしを望んでいます。年収500万円以上あれば、お子さんがいたとしても十分生活できるでしょう。
結婚後の未来を想像した結果、余裕ある暮らしを望んでいる人が多いのでしょう。
仕事を辞めたいから
自身が仕事を辞めて、専業主婦になることを望んでいる人が多い印象です。専業主婦の場合、相手の年収に頼ることになります。そのため「最低でも年収500万円は欲しい」と考えているのでしょう。
最近の婚活事情では、夫婦共働きを望んでいる人が多くいます。最初から専業主婦になりたいと望んでいる人は敬遠される可能性もあると考えておきましょう。
周りへの自慢
年収500万円以上の高収入の異性と結婚することで「友人や親戚などに自慢したい」と考えている人もいるそうです。特にプライドの高い人は、周りと自分の環境を比べたがります。自身のプライドが傷つけられないために年収500万円以上の婚活相手を求めているのでしょう。
夢見すぎと言われる理由
婚活相手に求める年齢にもよりますが、結婚適齢期の20代から30代未婚男性の場合、年収500万円以上の人は全体の12%しかいません。これは約8人に1人ほどの確率です。若い男性で年収500万円以上の割合が低いことから「夢見すぎ」と言われています。
地方で望むのは厳しい
年収500万円以上を得ている高収入の人は、関東の首都圏に集中しています。北海道や九州など、地方に行くほど高収入の人に出逢える確率は低くなります。地方で年収500万円以上欲しいと思っている人は「夢見すぎ」と言われてもおかしくないでしょう。
平均年収の割合を紹介
国税庁が公開している「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、1人当たりの平均年収は460万円と言われています。性別による平均年収の違いは、男性は569万円、女性は316万円になります。
ここでは年代別と職業別に平均年収の割合を一覧で紹介します。
年代別の年収割合
年代別の年収割合は以下の通りです。
年代 | 平均年収 |
19歳以下 | 112万円 |
20~24歳 | 267万円 |
25~29歳 | 394万円 |
30~34歳 | 431万円 |
35~39歳 | 466万円 |
40~44歳 | 501万円 |
45~49歳 | 521万円 |
50~54歳 | 540万円 |
55~59歳 | 545万円 |
60~64歳 | 445万円 |
65~69歳 | 354万円 |
70歳以上 | 293万円 |
出典:国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査」
職業別の年収割合
職業別の年収割合は以下の通りです。
職業 | 平均年収 |
建設業 | 548万円 |
製造業 | 533万円 |
卸売業、小売業 | 387万円 |
宿泊業、飲食サービス業 | 264万円 |
金融業、保険業 | 652万円 |
不動産業、物品賃貸業 | 469万円 |
運輸業、郵便業 | 473万円 |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 775万円 |
情報通信業 | 649万円 |
学術研究、専門・技術サービス業、教育、学習支援業 | 551万円 |
医療、福祉 | 404万円 |
複合サービス事業 | 535万円 |
サービス業 | 378万円 |
農林水産・鉱業 | 333万円 |
出典:国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査」
年収500万円以上が期待できる職業
上記の職業別の平均年収割合を見てもらえばわかる通り、年収500万円以上が最も期待できるのは平均年収775万円の「電気・ガス・熱供給・水道業」です。次点で652万円の「金融業、保険業」、649万円の「情報通信業」となります。それぞれどのような業種か紹介していきます。
電気・ガス・熱供給・水道業
人々の生活に必要なインフラの供給や点検などを行う業種です。国民の生活に直結する職業のため、他業種に比べて平均年収は高くなっています。また、発電所など危険を伴う業種の場合、平均年収は他と比べて高い印象です。
金融業、保険業
お金を扱う金融業や保険業は平均年収が高い印象です。金融業は銀行や証券会社など資金取引の仲介を行う業種です。保険業は加入者から保険料を徴収し、事故などが起きた際に損害補償を行う業種になります。
お金と身近な職業のため、大手企業も多く平均年収が高い傾向にあります。
情報通信業
情報通信業とは、電話やインターネットなど情報の通信に関係するサービス業です。プログラマやWebデザイナーなどはもちろん。固定電話やインターネットなどの回線事業も情報通信業に該当します。
大手企業も多く、専門知識は必要な職業なことから平均年収が高い傾向にあります。
年収500万円以上の人と結婚するには
年収500万円以上の人と結婚する方法について紹介します。
結婚相談所を利用する
年収500万円以上の異性と結婚したい場合は、結婚相談所に入会することをオススメします。結婚相談所は、入会費や月額など多額な費用が掛かってしまいますが、その分高収入な人が多く入会しています。どうしても年収500万円以上に拘る場合は、結婚相談所に入りましょう。
「ツヴァイ」や「ゼクシィ縁結びエージェント」などが比較的人気の結婚相談所です。
平均年収の高い業種に入社する
まだ年齢が若い人は自ら平均年収の高い業種に入っていくのも1つの手です。もし社内で相性の良い人がいなかった場合でも、同じ職種の別企業でいい人が見つかるかもしれません。
同じ仕事を経験していることから、結婚後も共通の話題で話すことができます。相手の大変な気持ちが理解できるので思いやりをもって接することも可能です。
まとめ
今回は、婚活相手に年収500万円を求めている「夢見すぎ」な人がいる件について解説しました。
日本の平均年収が460万円なことから年収500万円以上の相手を見つけるのは大変なことがわかります。しかし、結婚相談所を利用すれば高収入な人が見つけやすいと言われています。
現在婚活中で高収入な男性と結婚したいと考えている方は、結婚相談所に入会するのを検討してみてはいかがでしょうか。